キヨ(野月キヨ)
森七菜
キヨ役 森七菜
一昨年のオーディションで出会ったキヨという役柄として、素敵なキャスト、スタッフの方々とともに、京都で、あの美しい台所で過ごした時間。
このドラマが皆さんのもとに届く時、その全てが写っているといいなと思います。美しい京都の街並みと、見惚れてしまうような舞と、ときめく京都弁と、いつものご飯、屋形に響く笑い声。
どこを切り取っても煌めく空間は、本物の時間をお届けできると思います。未だ撮影中ですが私自身も完成を楽しみにしています。
一緒に楽しんでいただければと思います。
2001年8月31日生まれ、大分県出身。
2016年に大分県でスカウトされる。2019年映画『天気の子』のヒロイン・天野陽菜役に抜擢され注目を浴びる。2020年連続テレビ小説「エール」、映画『ラストレター』、2021年『ライアー×ライアー』など話題作に続々出演し、日本アカデミー賞新人俳優賞ほか、数々の賞を受賞。同年「この恋あたためますか」で連続ドラマ初主演を務め、ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞、エランドール賞新人賞受賞。2023年には映画「君は放課後インソムニア」の公開を控えている。
すみれ・百はな(戸来すみれ)
出口夏希
すみれ役 出口夏希
戸来すみれ役を演じさせて頂きました出口夏希です。”百年にひとりの逸材”と期待される舞妓役と聞いてどうしようかと思いました。笑
でも台本を読ませて頂き、才能というよりも舞妓さんになりたい気持ちがまっすぐで、いつどこにいても、どんな時も舞の事で頭いっぱいで努力の天才だと感じました。
自分にないものばかりで沢山悩みましたが、みなさんに支えられて演じる事ができました。
人との繋がりや、舞妓さんを支える人達の優しい作品になっていますのでぜひ見ていただきたいです!
2001年10月4日生まれ、中国出身。
2018年に雑誌「Seventeen」のミスセブンティーン2018に選ばれ専属モデルとして活躍し2022年8月で卒業。現在はnon-no専属モデルとして活躍中。2019年放送のフジテレビ・第30回ヤングシナリオ大賞「ココア」ではドラマ初出演にして初主演を務めた。2022年はドラマ「インバージョン」、「ばかやろうのキス」、「クレッシェンドで進め」でヒロインとして出演。映画では9月16日公開の『沈黙のパレード』(「ガリレオ」シリーズ)など話題作へ出演している。
涼子(氷川涼子)
蒔田彩珠
涼子役 蒔田彩珠
涼子は、原作にはないキャラで、屋形の中で唯一舞妓じゃない一匹狼のような女の子です。
ツンとしているけど、どこか温かい、愛らしい役でした。
キヨやすみれ、お母さん、たくさんの人との日常の中で、涼子がどのように成長していくのか、注目していただきたいです。
久しぶりの是枝組での撮影、とても楽しかったです。楽しみにしていてください。
2002年8月7日生まれ、神奈川県出身。
ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」(12)や映画『海よりもまだ深く』(16)、『三度目の殺人』(17)、『万引き家族』(18)など是枝裕和作品に多く出演。2020年『朝が来る』では日本アカデミー賞新人俳優賞ほか数々の賞を受賞。2021年連続テレビ小説「おかえりモネ」での好演も話題に。Netflix映画『クレイジークルーズ』『忍びの家 House of Ninjas』への出演も発表されている。
千代(立石千代)
松坂慶子
千代役 松坂慶子
『舞妓さんちのまかないさん』という作品を、是枝監督はじめ是枝組のみなさんがお作りになるということで、私も参加させていただけることをとてもうれしく思いました。
そして、なんと、祇園の何代も続いている屋形のお母さんということで、緊張します。
素晴らしい先生方に教えていただいて、気分としては仕込みさんでした。
いろんなお稽古をさせていただいて、そして祇園のみなさんにお話を伺ううちにいろんなことが実感としてわかってきました。良い機会をいただきまして感謝しています。
1952年7月20日生まれ、東京都出身。
1970年に映画デビュー。『青春の門』『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』『蒲田行進曲』『火宅の人』代表作多数。平成2年主演映画「死の棘」がカンヌ国際映画祭大賞ならびに国際批評家連盟賞の二冠に輝く。国内ではブルーリボン主演女優賞、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を3度に渡り受賞。2018年にはチェン・カイコー監督『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』に出演するなど、世界的に活躍する。
百子(久佐野真央)
橋本愛
百子役 橋本愛
是枝監督とご一緒するのがずっと夢だったので、お話いただいた時はほんの少し泣きました。舞を井上八千代先生からご指導いただき、何よりの財産になりました。月食の神秘的な時、あまりに美しい満月の下で舞った日のことは、生涯忘れません。素敵なものしか映ってないと思います。どうかお楽しみに…!
1996年1月12日生まれ、熊本県出身。
2010年『Give and Go』で映画初出演初主演。2010年『告白』に出演。2013年『桐島、部活やめるってよ』では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。同年、連続テレビ小説「あまちゃん」に出演。2021年大河ドラマ「青天を衝け」出演。2022年7月『家庭教師のトラコ』主演。独自の感性を生かし、写真、コラムなどの連載を持ち幅広く活躍中。
吉乃(美能裕子)
松岡茉優
吉乃役 松岡茉優
舞妓役の若手女優の皆さんの瑞々しく清潔でまっすぐなお芝居に触れながら
憧れの先輩方とも空間をご一緒させていただきました。
私自身まだまだ若手でありますが、狭間のような立ち位置で仕事をさせていただき、こんな大人になりたいなと先輩方を見つめながら、ちょっと前の自分を思い出す、とても得難い時間でした。
是枝裕和監督率いる監督陣のまなざしも身が引き締まる経験でした。
なかなかふらっと旅行のできない昨今、日本の皆様はもちろん別の国にお住まいの方にも、京都で過ごしているかのような時間をお渡しできるよう努めます。
1995年2月16日生まれ、東京都出身。
2012年『桐島、部活やめるってよ』、『悪の教典』、2013年には連続テレビ小説「あまちゃん」で注目を集める。2018年カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した『万引き家族』でメインキャストを務める。近年の出演作に、2019年『蜜蜂と遠雷』『ひとよ』2020年『劇場』2021年『騙し絵の牙』2022年『ヘルドッグス』など。
梓(氷川梓・紘乃)
常盤貴子
梓役 常盤貴子
京都の撮影所に見たこともない巨大なセット、というか、祇園町ができているのを見たときは震えたけれど、その中で自由に、朗らかに撮影が進んでいく日々は、本当に幸せな時間でした。
スタッフ・キャスト共に、色々な世代がいたのにも関わらず、こんなに毎日笑っていられたのは、「これが是枝組」だからなんだろうな、と。
残すは冬編の撮影のみ。芸舞妓ちゃんたちを見守る「梓さんお母さん」を大切に、きめ細やかに、楽しみたいと思います。
1972年4月30生まれ、神奈川県出身。
1991年女優デビュー以降ドラマ映画と数多く活躍。主な出演作として、1995年ドラマ「愛していると言ってくれ」、2000年「Beautiful Life~ふたりでいた日々~」、2009年大河ドラマ「天地人」、2015年連続テレビ小説「まれ」、2019年「グッドワイフ」など。2003年映画『赤い月』では日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。